FreeBSDは、OSをインストールした瞬間からデスクトップ環境も日本語環境も整っているLinuxと違い、OSをインストールした直後には基本的なコマンド以外は何もソフトがインストールされていません。
ですので、当然初期状態ではGUIでの作業はおろか日本語入力すら出来ません。
Linuxと違いFreeBSDは環境を整える所からはじめなければなりません。
逆に言うと、何も入っていない所から自分で環境を整えていくので、1つ1つが身に付くOSでもあります。
自分の好みで構成することができるので、Linuxのようにデスクトップ環境に走ったり、あるいは何か専門的な事をするだけの環境に整えたりすることも可能です。
これはWindowsユーザーから見ると大変そうに見えますが、FreeBSDは偏りの無いOSなので、英語版とか日本語版などの区別もクライアント版、サーバー版などの区別もありません。
全てはOSの設定とインストールするアプリケーションによって自分の自由に構成することが可能なのです。
その性格上、FreeBSDではアプリケーションのインストール時にユーザーの負担を減らしてくれる便利なシステムが整っています。
FreeBSDでは、数多くのアプリケーションをインストールすることが可能です。
アプリケーションの中にはエディタやブラウザ、オフィス等様々な種類のソフトが用意されていますが、Linuxのように標準ではインストールされません。
全て自分で入れる必要があります。
そこでFreeBSD独自のpackageやportsといったシステムが用意されています。
FreeBSDにインストールできるアプリケーションの多くはpackage、あるいはportsという形で用意されており、必要最低限の労力でインストールできるようになっています。
portsとは、アプリケーションのインストール手順を自動化したもので、ソースコードからFreeBSD用に使えるようにパッチを当てたり、オプションを付けたりしてコンパイル、インストールといった一連の作業を非常に簡単にやってくれるシステムの事です。
さらに、アプリケーション間の依存性も自動的に解決してくれ、そのソフトに必要な別のソフトを自動的にインストールしてくれます。
packageは、さらに簡単な手順でインストールできるようにしたもので、portsを利用してコンパイルしたバイナリファイルを簡単にインストールできるようにパッケージ化して配布しているものです。
packageは既にコンパイルされているので、コンパイルする時間を節約でき、簡単に素早くインストールすることができます。
また、手動でpackageをインストールする方法と、sysinstallメニューから選択してインストールする方法があり、初心者でも非常にわかりやすくなっていると思います。
他の方法としては、UNIX系OS全般で通用するソースコードを展開してconfigureしてコンパイルするといった方法も当然可能となっていますが、package / portsにあるアプリはこの方法を使う必要はほとんど無いと思われます。
このコンテンツでは、ほとんどの場合portsを使って解説していますが、状況によってpackageでインストールするか判断してください。
ただ、私的にはportsをお奨めします。
何故ならportsは日々バージョンアップするアプリケーションを迅速に導入することが可能であるからです。