canuumはuumというWnn用のコンソール上で動作する日本語入力アプリケーションを、Cannaでも使えるようにしたものです。
同じくコンソール上で日本語入力を提供するonewがほぼjvim専用なのに対して、canuumはどのソフトでも使えるというのが強みです。
以前はFreeBSDにcanuumのportsがありましたが、現在はありません。
3.5-RELEASEの頃はpackageにcanuumがあったのですが、これも無くなってしまいました。
またCannaの最新版から手動でcanuumを作成することは可能ですが、作成したcanuumはコンソール(kon)の上半分が使えなくなってしまったり、一番下の行が常に確保されないなどの不具合がありFreeBSDで使うのに適していません。
そのため、現在FreeBSDで使うのに一番適したcanuumは不具合無く使えるという理由で、3.5-RELEASEの頃にビルドされたpackageです。
以下は、以前作成したpackageをCannaに依存せずインストールできるようカスタマイズしたpackageです。
このpackageによってcanuumを扱うには、以下がインストールされている必要があります。
これらが用意できたら、以下のpackageをDLしてください。
DLにはfetchを使うのが良いでしょう。
このpackageは元々はCanna 3.2.2用で作られていますが、依存関係を削ってありますのでCannaのバージョンを特に気にすることなくインストールしてください。canuum自体は最新のCanna上でも正常に動作します。
> fetch http://iris.homeunix.net/freebsd/japanese/ja-canuum-1.0.tgz
> su
# pkg_add ja-canuum-1.0.tgz
インストールが完了したら、package情報を記述します。
canuumのようにportsにないpackageを導入した場合には、portupgrade使用時やpkgdbを使ってpackageの不整合を解消する場合に必ず引っかかってしうので整合性の確認対象から外す必要があります。
整合性確認の対象から外すには/usr/local/etc/pkgtools.confに記述します。
# chmod 644 /usr/local/etc/pkgtools.conf
# vi /usr/local/etc/pkgtools.conf
HOLD_PKGS = [
'bsdpan-*',
]
↓のように変更
HOLD_PKGS = [
'bsdpan-*',
'ja-canuum-*'
]
canuumがインストールできたら、kon上でcanuumを起動してみましょう。
> kon
> canuum
Lang "ja_JP.eucJP" is wrong, use default lang "ja_JP.EUC".
canuum(かな漢字変換フロントエンドプロセッサ)
これで起動した状態となります。
ただ昔のFreeBSD用にビルドされたcanuumですのでja_JP.eucJPが認識できず、実害は無いのですがエラーメッセージが表示されます。
ja_JP.eucJPは昔使われてたja_JP.EUCと同等ですので、
> exit
> env LANG=ja_JP.EUC canuum
canuum(かな漢字変換フロントエンドプロセッサ)
のようにcanuumだけをja_JP.EUCにして起動すれば良いと思います。
常にcanuumをこのように起動したい場合は.cshrcにaliasしておけば良いでしょう。
> vi ~/.cshrc
alias canuum "env LANG=ja_JP.EUC canuum"
canuumを起動後、日本語入力モードはCtrl+oでON/OFFを切り替えます。
.cannaでキーバインドを変更している場合は設定したキーで切り替わります。
Ctrl+o
[あ]
のように[あ]が一番下の行に出ると思います。
[あ]が出ている状態が日本語入力モードで、出てない状態が通常モードです。
日本語入力モードで文字を入力すれば、日本語の入力、漢字変換が行えます。
ただし実際に日本語を入力するには、日本語が入力可能なエディタ(jvim等)などが必要になりますので注意してください。
他のアプリケーション上で日本語入力を行いたい場合は、canuumを実行してからそのアプリケーションを起動すればOKです。
例えばjvimで日本語入力を行いたい場合は、
> canuum
> jvim
のようにcanuumの後にjvimを起動してください。
また、canuumを終了させたい時はexitと入れることによって終了できます。