FreeBSDには「man」というマニュアルを見るコマンドがあります。
これは非常に便利なのですが、いかんせん英語なのでとっつきにくい面があります。
これを日本語にするために、日本語マニュアルを導入します。
また、日本語マニュアルを見るために日本語を表示する環境も同時に整えましょう。
まず、FTPで日本語マニュアルのドキュメントファイルを取ってきます。
ドキュメントファイルのpackageは
ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-jp/man-jp/
の中にFreeBSDのバージョンごとに存在します。
例えば5.2.1-RELEASE用がほしい場合は、5.2.1は5.2-RELEASEのセキュリティFix版なので、5.2用のマニュアルを取ってくれば良いことになります。
よって、
ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-jp/man-jp/packages-5.2.0/ja-man-doc-5.2.tbz
をダウンロードして、インストールします。
ダウンロードにはFTPを使います。
このときユーザー名に使うanonymousというのは、匿名アカウントのことです。
> ftp ftp.jp.freebsd.org(FTPでftp.jp.freebsd.orgに接続)
> Name: anonymous
> Password: メアド
ftp> cd pub/FreeBSD-jp/man-jp/packages-5.2.0
ftp> bin(DLのモードをバイナリにセット)
ftp> get ja-man-doc-5.2.tbz
DL中...
ftp> quit(FTP終了)
他の方法としてはfetchコマンドを使う手もあります。
> fetch ftp://ftp.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-jp/man-jp/packages-5.2.0/ja-man-doc-5.2.tbz
どちらの方法でも良いので、DLが完了したらrootでインストールします。
> su
# pkg_add ja-man-doc-5.2.tgz
すると、インストールの最後に日本語マニュアルを見るための設定方法が出てきます。
* Japanese online manual has been successfully installed.
*
* (0) First, you may need to install ja-man-1.1j:
* # pkg_add ja-man-1.1j.tgz
*
* (1) Then, see jman(1) with following command sequence:
* % setenv LC_CTYPE ja_JP.eucJP
* % setenv PAGER jless
* % jman jman
と方法が書いてありますので、これに沿って作業を続けます。
さて日本語のマニュアルのドキュメントはインストールできましたが、マニュアルを見るためのコマンド「man」は日本語(2バイト文字)を表示できないため日本語の表示が出来ません。
そこで「jman」という日本語対応の「man」をインストールして、日本語でマニュアルが見れるようにします。
なおjmanはlessというページャーを日本語対応にしたjlessを必要としますので、jmanをインストールすると自動的にjlessもインストールされます。
日本語マニュアルのドキュメントは、packageでしか配布されていないのでpackageでインストールしましたが、jmanはportsにありますので、portsからインストールします。
> cd /usr/ports/japanese/man/
> su
# make install clean
依存関係でja-groff、ja-less、gmake等も自動的にインストールされます。
jmanがインストールできたら次は日本語を表示するための設定です。
この作業は日本語マニュアルのインストールの最後に表示された(1)の部分です。
> cd ~(自分のホームディレクトリへ移動)
> vi .cshrc
setenv PAGER more
となっているところが真ん中の辺りにあるはずなので、そこに書き換え&追加します。
ついでに上の方にあるaliasの所にjlessをlessで参照できるようにaliasを張っておきます。
alias less jless
setenv PAGER jless
setenv LC_CTYPE ja_JP.eucJP
setenv JLESSCHARSET japanese
のように黄色い文字の部分を書き換え&追加します。
が.cshrcを保存しただけでは、設定は反映されないので、
# source .cshrc
として.cshrcを再読込して、設定を反映させます。
FreeBSDのコンソール画面は、日本語を表示することができません。
そのためjmanをインストールして.cshrcで日本語を表示できる設定にしても、コンソール画面で文字化けしてしまいます。
これを解決するために、日本語対応の漢字コンソール「kon」をインストールします。
konはportsから導入します。
konには14dotと16dotの2種類がありますが、14dotをインストールの方をインストールしましょう。
16dotは文字がえらく大きく感じます。
# cd /usr/ports/japanese/kon2-14dot
# make install clean
また、FreeBSD標準ではkonが実行できる設定になっていないので、/etc/devfs.confを書き換えます。
> su
# vi /etc/devfs.conf
#link ttyv0 vga
↓
link ttyv0 vga
/etc/devfs.confを変更したら、
# /etc/rc.d/devfs restart
ですぐに設定を有効にします。
konを起動するには、
# kon
とコマンドを打てば実行できると思います。
正常に実行できたらjmanを実行してみましょう。
# jman jman
と打って「jman」のマニュアルが文字化けせずに日本語で出てきたら成功です。
マニュアル自体はlessと同じ操作方法で、jで下、kで上へスクロールし、qで終了します。
jlessの詳しい操作方法は早速jmanを使って
# jman jless
とやって調べてましょう(^^