Matrox ParheliaでXFree86 4.xを動かす


Last Update: 2004/06/05
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Matrox Parhelia

一昔前は、XFree86で動くグラフィックカードと言えばMatroxのMillenniumシリーズなら間違いない。と言われたものですが、現在はATiの比較的最新のチップでも動作したり、nVIDIAがFreeBSD用のドライバーを出したりとXで動作するグラフィックカードはどんどん増えています。
が、Matroxの最新チップであるParheliaシリーズを使ったParheliaとMillennium P650、P750はXをインストールしただけでは動作しません。
そこでMatroxのサイトを見てみるとLinux用のドライバーはありますが、FreeBSD用のドライバーはありません。
このためParheliaはFreeBSDでは動かない思われがちですが、XFree86は4.xになった時にOSに依存しないドライバーモジュールを採用したので、Linux用ドライバー(というかXFree86用のドライバー)がそのままFreeBSDでも動作します。

というわけでParheliaをFreeBSDで動かすのに成功しましたので、手順を追って説明していきたいと思います。
なお、私が試して成功したのはParhelia 128MB版ですが、ドライバー自体は同じものなのでP650、P750でも同様に動かすことができると思われます。

なおDRIが動作するかは検証していませんが、おそらくこの方法では動かない気がします。

ドライバーをインストールする

ParheliaをXFree86で動作させるには、MatroxのサイトからLinux用(Redhat用)のドライバーをダウンロードする必要があります。
ただし、ドライバーをダウンロードするにはMatroxのサイトに登録する必要がありますので注意してくだい。

ダウンロードのページには律儀にRedhat 7.3用、Redhat 8.0用、Redhat 9.0用がありますが、ドライバーを入れるOSはFreeBSDですので、一番新しい9.0を使えばOKだと思います。
といっても動作自体はどれでもOKだと思いますが…。
なお、今回は例としてRedhat 9.0用で説明します。
作業自体はrootで行ってください。

まず、ダウンロードしてきた mtxdrivers-rh9.0-0.3.0.run に実行権限を与えて実行します

# chmod 755 mtxdrivers-rh9.0-0.3.0.run
# ./mtxdrivers-rh9.0-0.3.0.run

としてやると、

Please, enter the directory to extract the files [/root/]

のようにファイルを展開する場所を聞かれます。
実行したユーザーのホームディレクトリが標準となりますので、その場所で問題無ければEnter、あるいは展開したいディレクトリを指定してください。(例では/root/に展開)

すると、インストールが開始され……るように見えますが、これはLinux用のインストーラなので以下のエラーが出て終了してしまいます。

Error: You must be logged in as Root to run this program. Exiting.

The program returned an error code (1)

しかし、展開自体は完了しているので、後は自力でドライバーをインストールしてやれば良いです。
展開したディレクトリを見てみると、mtxdrivers-basic-RH9.0-beta4 というディレクトリができていると思いますので、そこに移動します。

# cd /root/mtxdrivers-basic-RH9.0-beta4/

ディレクトリの中身を見るとDRI(3Dアクセラレーション)関係のファイルやLinuxのkernel関係のファイルなどがありますが、必要なのはxfree86ディレクトリの中身のみです。
ここを見ると4.2.0、4.2.1、4.3.0というディレクトリがあり、それぞれのXFree86に対応したドライバー(mtx_drv.o)が入っていますので、これをXのドライバーが格納されているディレクトリにコピーしてやります。(例では4.3.0用ドライバーを使用)

# cp xfree86/4.3.0/mtx_drv.o /usr/X11R6/lib/modules/drivers/

これでドライバーのインストールは完了です。
xf86cfg -textmodeなどを実行すれば mtx ドライバーが選択できるようになっているはずですので、そこからXF86Confgを作成してください。
また、展開したディレクトリのsamplesの中にDualHead、TripleHeadを始めとした例が載っていますので、それも参考にすると良いでしょう。
XF86Configが出来たら

# startx

と実行してやれば、Parheliaのロゴが全画面表示された後にXが起動するはずです。

ちなみにこのロゴを表示させないようにするには、XF86ConfigのSection "Device" 欄にOption "NoLogo"を記述してください。


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