XF86Configの作成


Last Update: 2005/01/04
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XF86Configとは

XFree86はインストールしたままでは起動できません。
起動させるには、XF86Configと呼ばれる設定ファイルを作る必要があります。
このファイルにグラフィックチップやマウス、キーボード、モニタなどの設定を書く必要があり、これをもとにX Serverが起動し、自分の環境に合ったXを使用できるようになるわけです。

これを作成するには、予めマウスの種類、キーボードの種類、モニターの周波数、ビデオボードのチップセット名、利用可能な解像度、色数をPCのマニュアルなどから調べておく必要があります。

XFree86 -configure

XF86Configを作成するにはいくつか方法がありますが、まず確実に作れるだろう方法を紹介します。。
まず、XFree86 3.xにあったGUIで一番わかりやすい作成ツールだったXF86Setupは4.xでは存在しません。
その代わり、XFree86本体とxf86cfgを使うことによってかなり楽にXF86Configを作成することができます。

Xのインストールが終わったら、まずXFree86 -configureを使ってXF86Configのひな形ファイルを作成します。
これはXが自動でデバイスを検知し、上手く行けば一発で起動するXF86Configが作成できます。

# XFree86 -configure

としてやるとプログラムが動き/root/XF86Config.newというファイルができあがります。
このファイルをひな形としてXF86Configを編集します。

最初にこのひな形のXF86ConfigでXが起動するか確認しましょう。

# XFree86 -xf86config /root/XF86Config.new

としてマウスポインタ以外何も無い画面が出てきたら成功です。
Ctrl+Alt+BackSpaceで強制終了させてください。
出てこない場合は、ひな形であるXF86Configのどこかに問題がありますのでWeb等を使って調べてみてください。
正常に起動することが確認できたら、これを標準でXF86Configが置かれる場所へコピーします。

# cp /root/XF86Config.new /etc/X11/XF86Config

XF86Configを編集(最初から作ることも可能)するアプリケーションはxf86cfgです。
これはGUI機能も持っていますが、CUIのテキストモードで設定することをお勧めします。
xf86cfgをテキストモードで起動するには、

# xf86cfg -textmode

を実行すれば、/stand/sysinstall風味な画面が現れると思います。
最初にxf86cfgの説明文が現れますので、目を通してOKを選択します。
するとMainMenuの画面へ移行します。
xf86cfgはMainMenuの設定項目を順番に設定していき、最後に設定を書き込むという非常に簡単なツールです。

最初にConfigure mouseを選択してください。マウスの設定です。
選択できたらEdit Mouse0を選択しましょう。
次の画面でマウスのプロトコルを選択します。
通常はAUTOを選択すれば良いでしょう。
プロトコルを選択すると3ボタンエミュレートを有効にするかを聞かれます。
3ボタンエミュレートを既にmousedで行っている方はNoを選択してください。mousedでエミュレートしていないがX上では必要という方はYesを選択します。
当然3ボタン目があるマウスを使っている方はNoでかまいません。
それがすぎると、マウスデバイスの入力画面になります。
デフォルトで/dev/sysmouseとなっていると思いますので、そのままでOKです。
Finishで抜けてください。

次にConfigure keyboardを選択し、キーボードの設定を行います。
Edit Keyboard0を選択してキーボードモデルを選択します。
一般的な日本語キーボードであれば、Japanese 106-keyを選択すれば良いでしょう。
次にキーボードレイアウトを選択します。これも一般的な日本語キーボードであればJapaneseを選択してください。

次にConfigure monitorを選択して、ディスプレイの設定を行います。
Edit Monitor0を選択し使っているディスプレイに近いものを選択、あるいは一番上のEnter〜を選択してディスプレイの説明書などに書いてある値を入力します。
次に垂直周波数を入力します。これも一番近い値を選ぶか、一番上のEnter〜を選択して適切な値を入力します。

次にConfigure cardを選択し、グラフィックアクセラレータの設定を行います。
Edit Card0を選択するとカードのデータベースを見るか聞かれます。
どちらでも良いですが、データベースにはメーカーとカードの名前が表示されるので、分かりやすいかと思います。
データベース上でカードを選択するか、どのドライバーを使えば良いか分かる方はCard driverの画面で直接ドライバーを選らんでください。
ちなみにATiのカードはデータベースには表示されませんので、データベース一覧表示でNoを選択しatiを選択する必要があります。
カードを選択したらBusIDを聞かれます。デフォルトで入ってる値で問題ないのでFinishを選択して抜けます。

次にConfigure screenを選択し、画面の色数と解像度を選択します。
Edit Screen0を選択するとScreen depth画面になります。
ここで表示する色数を設定します。TrueColorならば24bits、HighColorならば16bit、256色ならば8bitを選択すれば良いでしょう。
XはWindowsと同様に色数が多い方がグラフィカルで楽しめますので24bitにしても重くない場合は、24bitを選択するべきです。
次に解像度の設定です。使いたい解像度にX印が付くようにしてFinishを選択してください。
なお2つ以上解像度を選択した場合は、X起動後にCtrl+Alt+『+』あるいは Ctrl+Alt+『-』で解像度を変更可能です。

次にConfigure layoutを選択します。Edit XFree86 Configuredを選択してください。
screenを2つ以上設定した場合はレイアウトの選択画面に行きますが、1つの場合はメッセージが出て終了します。

最後にWrite XF86Config and quitを選択し、今まで設定した内容をXF86Configに書き込みます。
保存先を聞かれますが、デフォルトで/etc/X11/XF86Configとなっているはずなので、そのままOKを選択し書き込みます。
書き込みが終了したら自動的にxf86cfgが終了してコンソール画面に戻ります。

これでXF86Configの設定は終わりです。
新しいXF86Configで起動できるか確かめましょう。
XFree86の起動方法は、

> startx

あるいは、

> xinit

で起動できます。
Xが正常に起動してることが確認できたら成功です。
起動コマンドは、xinitの場合ホームディレクトリの.xinitrcを、startxの場合は共通の.xinitrcとホームディレクトリのxinitrcを読んで起動します。

Xの終了方法はCtrl+Alt+BackSpaceで終了させるか、X上のコンソール(xterm)でexitと入力してコンソール画面に戻ってください。

i815のXF86Config

現在のXFree86では問題ないようですが、i810、i815の内蔵グラフィックは、ひな形を作成しても画面がブラックアウトしまう現象が発生していました。
もしこのような現象が起こったときは、作成したXF86ConfigのDevice セクションに、Option "NoDDC"を追加すれば解決できます。。

Section "Device"
   Identifier  "OnBoard810"
   Driver      "i810"
   Option      "NoDDC"
EndSection

自作のXF86Config

私が作成したXF86Configを置いておきます。


XFree86


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